鮭の皮って、食べるべき?捨てちゃうのはもったいない!驚きの栄養とおいしい食べ方をご紹介
「鮭の皮って、食べてもいいの?それとも食べない方がいいのかな?」
そんな疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?実は、鮭の皮には「体に悪い」と言われることがある一方で、とっても嬉しい栄養がたくさん詰まっているんです!
今回は、鮭の皮にまつわるギモンをスッキリ解決して、その魅力をたっぷりとご紹介しますね。
鮭の皮、なぜ「悪い」と言われることがあるの?
まず、なぜ鮭の皮が敬遠されがちなのか、その理由を見ていきましょう。
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焦げ付きやすいから?
鮭の皮を焼くと、身よりも早く焦げ付いてしまうことがありますよね。焦げた部分には、ごく微量ながら発がん性物質が含まれる可能性があると言われることも。でも、これは鮭の皮に限ったことではなく、どんな食材でも焦げすぎには注意が必要なんです。
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過酸化脂質が心配?
魚の脂にはDHAやEPAといった体に良い成分が豊富ですが、過度に加熱すると「過酸化脂質」に変化してしまうことがあります。この過酸化脂質は、体の老化を早める原因になる可能性が指摘されることも。特に皮の部分は脂が多いので、この点が心配されるのかもしれません。
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有害物質の蓄積?
ごくまれに、「魚の皮には水銀などの有害物質が蓄積されやすい」という声を聞くことがあります。しかし、一般的な流通経路で手に入る鮭であれば、通常の摂取量で健康に影響が出るほどの有害物質が含まれていることはまずありません。
これらの心配は、もちろん全くないわけではありませんが、過度に恐れる必要はありません。大切なのは、正しい知識を持って、バランスよく賢く食べることですよ。
捨てちゃもったいない!鮭の皮の驚くべき栄養パワー
さて、ここからは鮭の皮が秘める、素晴らしい栄養の宝庫についてお話しします!
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美肌の味方!コラーゲンがたっぷり
鮭の皮といえば、なんといっても「コラーゲン」ですよね!プルプルとした食感のもとになっているコラーゲンは、お肌のハリや弾力を保つために欠かせない成分。魚由来のコラーゲンは、動物性のコラーゲンに比べて体への吸収率が良いとも言われているんですよ。美肌を目指すなら、ぜひ皮ごと食べたいですね。
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サラサラ生活を応援!DHA・EPA
鮭の皮には、身の部分にも多く含まれる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(エイコサペンタエン酸)」といったオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれています。これらの成分は、血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らしたりと、生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
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若々しさの秘訣!アスタキサンチン
鮭の身の赤色の元となる「アスタキサンチン」も、皮にしっかりと含まれています。アスタキサンチンは、非常に強力な抗酸化作用を持つことで知られており、体のサビつきを防ぎ、若々しさを保つ手助けをしてくれるんですよ。
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健康をサポートするビタミン群
鮭の皮には、ビタミンA、B群、D、Eなど、私たちの健康維持に欠かせないビタミンがバランス良く含まれています。
- ビタミンA: 皮膚や粘膜の健康維持、視力維持に役立ちます。
- ビタミンB群: 食べたものをエネルギーに変える代謝を助けます。
- ビタミンD: カルシウムの吸収を助け、丈夫な骨を作るのに不可欠です。
- ビタミンE: 強い抗酸化作用で、細胞の健康を守ります。
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他にも嬉しい栄養が!
さらに、骨や歯を強くするカルシウムや、肝臓の働きをサポートするタウリンなども含まれているんですよ。
賢く美味しく食べるためのコツ
せっかくの栄養を余すところなく、そして安心して楽しむために、いくつかポイントがあります。
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焦がしすぎに注意!
過酸化脂質の生成を抑えるためにも、皮を真っ黒に焦がしてしまうのは避けましょう。カリッと香ばしく焼き上げるのが理想です。フライパンで焼く場合は、少量の油でじっくりと弱火〜中火で焼くと、パリッと仕上がりますよ。
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ビタミンEと一緒に!
もし過酸化脂質が生成されてしまっても、ビタミンEにはその働きを抑える抗酸化作用があります。アボカドやナッツ類、かぼちゃなど、ビタミンEが豊富な食材と一緒に食べると、さらに安心ですね。
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様々な調理法で楽しもう!
焼き魚以外にも、鮭の皮は美味しく食べられる方法がたくさんあります。
- パリパリチップス: 焼いた皮を細かく刻んで、サラダのトッピングやおやつに。
- おにぎりの具材: ほぐした皮をご飯に混ぜて、香ばしいおにぎりに。
- スープの出汁: 皮を加えて煮込むと、旨味が溶け出して栄養満点のスープに。
まとめ
鮭の皮は、「体に悪い」という誤解されがちな一面がある一方で、コラーゲンやDHA・EPA、豊富なビタミン群など、私たちの健康と美容に嬉しい栄養がぎゅっと詰まった素晴らしい食材です。
焦がしすぎに注意しながら、上手に食卓に取り入れることで、鮭の持つ栄養を丸ごと美味しくいただくことができますよ。ぜひ、今日から鮭の皮も残さず、おいしく味わってみてくださいね!