住宅ローンの「団信」はどこまで付ける?がん保障・3大疾病特約の必要性とおすすめ銀行3選

 住宅ローンを組む際、金利と同じくらい頭を悩ませるのが**「団体信用生命保険(団信)」**の特約選びです。「がんと診断されただけでローンがゼロになる」という言葉には惹かれるものの、金利が上乗せされるとなると「本当に必要なの?」と迷ってしまいますよね。

特に、がん保障や3大疾病特約は、一度契約すると後から追加や変更ができないため、最初が肝心です。

この記事では、住宅ローンの団信特約をどこまで付けるべきか、その判断基準とメリット・デメリットを徹底解説します。さらに、保障内容が手厚く、コストパフォーマンスに優れたおすすめの銀行も厳選してご紹介します。


住宅ローンの「団信」とは?特約を付けるべき理由

通常の団信(一般団信)は、契約者が死亡または高度障害状態になった際、住宅ローンの残高がゼロになる仕組みです。これに対し、がん保障や3大疾病保障は、死亡しなくても「所定の病気」と診断された際にローンを免除する**特約(オプション)**です。

なぜ特約を検討すべきなのか?

現代の医療では、がんは「死ぬ病気」から「付き合っていく病気」へと変わりつつあります。

  • 生存率は上がっているが、収入は下がるリスクがある

  • 治療費がかさむ中、住宅ローンの返済が重荷になる

  • 一般の生命保険よりも、年齢による保険料アップがない(金利上乗せ型の場合)

このように、病気になった後の「生活の質」を守るために、団信特約は非常に有効な手段となります。


がん保障・3大疾病・8大疾病の違いと選び方

特約にはいくつか種類があります。どれを付けるべきかは、ご自身の年齢や健康状態、現在加入している保険とのバランスで決まります。

1. がん保障(50%保障・100%保障)

「がんと診断されたら、ローンの半分(または全額)がなくなる」という最もポピュラーな特約です。

  • おすすめの人:家族にがん家系の方がいる、または最もリスクが高い病気に備えたい方。

  • 注意点:多くの銀行で「90日の免責期間(待ち期間)」があります。

2. 3大疾病保障(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)

日本人の死因の上位を占める3つの病気をカバーします。

  • メリット:脳や心臓の疾患は、一命を取り留めてもリハビリが必要で復職が難しいケースが多いため、保障の意義が大きいです。

  • 条件に注意:がん以外は「60日以上の労働制限」など、支払い条件が厳しい場合があります。

3. 8大疾病・全疾病保障

生活習慣病(糖尿病、高血圧、肝疾患など)を含めた幅広い病気をカバーします。

  • おすすめの人:自営業の方など、病気での休業がダイレクトに収入減につながる方。


団信特約を付けるメリットとデメリット

後悔しないために、両面をしっかり比較しましょう。

メリット

  • 生命保険より「割安」な場合が多い

    通常の医療保険や生命保険は年齢が上がるほど高くなりますが、団信は借入額に対して金利が上乗せされる仕組みのため、40代以降の方は団信で保障を確保した方が安上がりになるケースが多いです。

  • 「家」という最大の資産を守れる

    万が一の際、住居費の負担がなくなることは、家族にとって何よりの安心材料になります。

デメリット

  • 住宅ローンの金利が上がる

    一般的に年0.1%〜0.3%ほど金利が上乗せされます。35年返済で見ると、総支払額が100万円単位で変わることもあるため、シミュレーションが必須です。

  • 所得控除の対象外

    一般の生命保険は税金の所得控除を受けられますが、団信は控除の対象になりません。

  • 完済すると保障が消える

    住宅ローンを返し終わると、当然ながら病気への保障もなくなります。


団信が手厚い!おすすめ銀行3選

最近では、追加料金なし(金利上乗せなし)で手厚い保障が付く銀行が増えています。コストと安心を両立できる3社をピックアップしました。

1. auじぶん銀行:がん50%保障が「無料」で付帯

ネット銀行の中でもトップクラスの人気を誇るのがauじぶん銀行です。

  • 最大の特徴:金利上乗せなしで「がん50%保障」と「全疾病保障」が付いてきます。

  • さらにお得:年0.1%上乗せするだけで「がん100%保障」にグレードアップでき、コスパは最強レベルです。

2. 住信SBIネット銀行:全ての病気をカバーする「全疾病保障」

幅広いリスクに備えたい方におすすめです。

  • 最大の特徴:全ての病気やケガで所定の状態になった場合に保障される「全疾病保障」が基本付帯しています。

  • 40歳未満の優遇:40歳未満であれば「3大疾病50%保障」も無料で付帯するなど、若い世代への手厚さが目立ちます。

3. ソニー銀行:シンプルで分かりやすい「がん団信100」

「がんへの備えを最優先にしたい」という方に支持されています。

  • 最大の特徴:年0.1%の上乗せで「がん100%保障」が付帯。給付条件が非常にシンプルで、診断確定のみでローンが完済されます。

  • 利便性:保証料や繰上返済手数料も無料なため、トータルコストが抑えやすい銀行です。


まとめ:あなたのリスク許容度に合わせて選ぼう

住宅ローンの団信は、単なる「おまけ」ではありません。

  • 若くて健康なら:無理に特約を付けず、低い金利の恩恵を最大限に受ける。

  • 30代後半〜40代なら:がん保障などの特約を付け、既存の生命保険を見直して「住宅ローンに保障を集約」する。

このように、年齢やライフステージに合わせた戦略が重要です。まずは、ご自身が「どのような状態になったら返済が困るか」を想像し、気になる銀行の保障条件を比較してみてください。

一度決めたら変えられない団信だからこそ、納得のいく選択をしましょう。



住宅ローン選びで失敗しないための「3つの絶対条件」