外貨預金vsFX、どっちが正解?円安時代に賢く資産を守るためのコスト・税金・利回り徹底比較


「将来のために外貨を持っておきたいけれど、銀行の外貨預金でいいの?」「FXってギャンブルみたいで怖いけれど、実は外貨預金よりお得って本当?」

円安が進行し、日本円だけの資産に不安を感じる今、外貨投資への関心が急速に高まっています。しかし、選ぶ手段を間違えると、**「利益が出たはずなのに手数料で赤字になった」「税金で半分近く持っていかれた」**といった事態になりかねません。

この記事では、外貨預金とFXを「コスト」「税金」「安全性」「利回り」の4つの観点から徹底比較。2026年現在の最新状況を踏まえ、あなたがどちらを選ぶべきか、その正解を提示します。


1. 【コスト比較】手数料の差は「天と地」ほどある

外貨投資で最も注目すべきは「為替手数料(コスト)」です。ここでの差が、最終的な手残りに直結します。

項目外貨預金(大手銀行など)FX(国内証券会社)
往復の手数料1ドルあたり約50銭〜2円程度1ドルあたり約0.4銭〜(スプレッド)
1万ドルの取引コスト約5,000円〜20,000円約40円〜

驚くべきことに、FXの手数料は外貨預金の数百分の一です。外貨預金の場合、預けた瞬間に数パーセントのマイナスからスタートするようなものですが、FXならほぼゼロに近いコストで外貨を持ち始めることができます。


2. 【利回り比較】「金利」と「スワップポイント」の違い

外貨を持つ楽しみといえば、日本円よりも高い金利収入です。

  • 外貨預金(利息): 銀行が決めたタイミングで支払われます。中途解約すると利率が下がったり、定期預金の場合は自由に引き出せなかったりする制約があります。

  • FX(スワップポイント): 2国間の金利差を毎日受け取ることができます。特筆すべきは、FXなら「レバレッジ1倍(外貨預金と同じリスク)」で運用しても、銀行の利息より高い利回りになるケースが多い点です。

また、FXは「売り」からも入れるため、円高局面でも利益を狙える柔軟性があります。一方の外貨預金は、円安にならない限り利益は出せません。


3. 【税金比較】利益が出た時に「手元に残るお金」をチェック

意外と知られていないのが税制の違いです。これは「いくら稼ぐか」によって有利・不利が変わります。

外貨預金の税金

  • 利息: 20.315%の源泉分離課税(銀行が天引き)。

  • 為替差益: **「雑所得(総合課税)」**扱い。他の年収(給与など)と合算され、所得が高い人ほど税率が上がります(最大55%)。また、20万円以上の利益が出ると確定申告が必要です。

FXの税金

  • 一律 20.315%: どれだけ利益を出しても税率は変わりません(申告分離課税)。

  • 損益通算と繰越控除: 他のFX会社での損失と相殺でき、マイナスが出た場合は3年間、将来の利益から差し引くことができます。

結論: 年収が高い人や、大きな利益を目指す人にとっては、一律課税のFXの方が圧倒的に節税メリットが大きくなります。


4. 【安全性比較】銀行とFX会社、どっちが安全?

「銀行の方が安心」というイメージがありますが、実は**「資産の保全」に関してはFXの方が手厚い**側面があります。

  • 外貨預金: ペイオフ(預金保険制度)の対象外です。もし預けている銀行が破綻した場合、外貨預金は1円も戻ってこないリスクがあります。

  • FX: **「信託保全」**が法律で義務付けられています。FX会社の資産と顧客の資産は完全に分けて管理されているため、万が一FX会社が倒産しても、預けている証拠金は全額返還される仕組みです。


5. 円安時代、あなたが選ぶべきはどっち?

比較した結果、目的別にどちらが向いているかをまとめました。

「FX(レバレッジ1倍)」が向いている人

  • コストを最小限に抑えたい(外貨預金の手数料は高すぎる)

  • 毎日スワップポイントを受け取りたい

  • いざという時、すぐに円に戻したい(流動性が高い)

  • 資産を安全に(信託保全で)守りたい

「外貨預金」が向いている人

  • FXの注文操作を覚えるのがどうしても面倒

  • メインバンクのアプリ画面だけで資産を管理したい

  • レバレッジをかける誘惑に負けてしまいそうで怖い


まとめ:賢い選択は「レバレッジ1倍のFX」

「FX=ハイリスク」というのは、レバレッジを高く設定してギャンブルのような取引をした場合の話です。

外貨預金と同じ感覚で、レバレッジを1倍(入金額と同じ分だけ外貨を買う)に設定すれば、**「外貨預金よりも低コストで、利回りが良く、税制面でも有利で、安全性も高い」**という理想的な外貨投資になります。

まずは「レバレッジ1倍」の設定で、米ドルなどを少額から持ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?