1ccって何グラム?お料理がもっと楽しくなる単位のヒミツ
お料理やお菓子作りをしていると、「cc」と「g」という2つの単位によく出会いますよね。「1ccって、結局何グラムなの?」と疑問に思ったことはありませんか? 実は、この2つの単位は、計るものによって重さが変わるんです。
今回は、水、牛乳、油、砂糖など、よく使う材料を例に、1ccが何グラムになるのかをわかりやすく解説します。このヒミツを知れば、お料理がもっとスムーズに、そして楽しくなりますよ!
基本の「き」:1ccと1mlは同じ!
まず最初に知っておきたいのは、**「1ccと1mlは、まったく同じ量を表す単位」**だということ。どちらも体積を表す単位なので、計量カップや計量スプーンでは同じように使えます。レシピによってはml表記だったり、cc表記だったりしますが、どちらも同じ量のことを指していると覚えておきましょう。
水の場合:1ccはほぼ1g!
料理で一番基準になるのが「水」です。水は、1cc(1ml)がほぼ1gとされています。
これは、水の「密度」が基準になっているためで、私たちが普段使う分量であれば「1cc=1g」と考えて間違いありません。
- 大さじ1(15cc)の水は、約15g
- 計量カップ1杯(200cc)の水は、約200g
と覚えておくと便利です。
牛乳の場合:水と同じように考えてOK!
牛乳も水とほとんど同じように考えて大丈夫です。1cc(1ml)がほぼ1gです。
これは、牛乳の主成分が水であるため、密度が水に近いからなんです。
- 大さじ1(15cc)の牛乳は、約15g
- 計量カップ1杯(200cc)の牛乳は、約200g
こちらも水と同じ感覚で計量できますね。
油の場合:水よりちょっと軽め!
サラダ油やオリーブオイルなどの食用油は、水よりも少し軽いんです。油の「比重」はだいたい0.9くらいなので、1cc(1ml)は約0.9gになります。
- 10ccの油なら、約9g
- 大さじ1(15cc)の油は、約13g
油を計る時は、水より少し軽くなることを覚えておくと、より正確に計量できます。
砂糖の場合:種類によって重さが変わる!
砂糖は、水や油と違って粉状なので、空気を含んで体積が変わります。そのため、同じ1ccでも、砂糖の種類によって重さが変わるのが特徴です。
- 上白糖(一般的な白いお砂糖): 1ccあたり約0.6g
- 大さじ1(15cc)の上白糖は、約9g
- グラニュー糖: 1ccあたり約0.7g~0.8g
- 大さじ1(15cc)のグラニュー糖は、約12g~13g
なぜ違うかというと、砂糖の粒の大きさや、どれだけ空気を含むかによって体積あたりの重さが変わるからです。粉ものは、計量スプーンに「ふんわり」入れるか、「ぎゅっと」詰めるかでも重さが変わってしまうので、レシピで正確さが求められる場合は、グラム表記を参考に、キッチンスケールで計るのが一番確実ですよ。
まとめ:これであなたも計量の達人!
「1ccは何グラム?」という疑問は、計るものが何かによって答えが変わる、ということが分かりましたね。
- 水や牛乳など液体は、ほとんどの場合 1cc = 1g と考えてOK!
- 油は、水より少し軽いので 1cc = 約0.9g!
- 砂糖などの粉類は、種類や詰め方で重さが変わるから、レシピによってはキッチンスケールで計るのが安心!
この知識があれば、お料理がもっと楽しく、そして失敗なく作れるはずです。ぜひ今日から活用してみてくださいね!