【迷ったらコレ!】結婚式のご祝儀、いくら包む?関係性・状況別の相場と心遣いマナー徹底解説
大切な人の結婚式、心からお祝いしたい気持ちでいっぱいですよね。でも、「ご祝儀って、いくら包むのが正解なんだろう?」「マナーがあるって聞くけど、何に気をつけたらいいの?」と、頭を悩ませる方も少なくないはず。
せっかくのお祝いだからこそ、スマートに、そして気持ちよく渡したいですよね。この記事では、友人、親族、職場関係など、新郎新婦との関係性に応じたご祝儀の相場から、夫婦や子連れで参加する場合、挙式のみの場合など、具体的なシチュエーション別の目安を分かりやすく解説します。さらに、ご祝儀を渡す際のマナーや、知っておきたい豆知識まで、あなたの「どうしよう?」を解決する情報が満載です。
これさえ読めば、自信を持ってご祝儀を準備し、最高の笑顔で大切な人の晴れの日をお祝いできるはず。さあ、一緒にご祝儀マスターを目指しましょう!
ご祝儀の基本を知ろう!お祝いの気持ちを数字に込めるには?
ご祝儀は、新郎新婦の新しい門出を祝う気持ちを込めた、日本の美しい習慣です。現金で贈ることが一般的ですが、そこにはいくつかの基本的なルールや、縁起の良い・悪いとされる金額があります。
1.「割り切れない数字」が基本
結婚は一度きりのお祝い事なので、「割れる」「別れる」を連想させる偶数は避けるのがマナーとされています。特に「4(死)」や「9(苦)」は忌み言葉を連想させるため、絶対に避けましょう。
2.縁起の良い数字を選ぼう
一般的に、ご祝儀でよく使われるのは奇数です。
- 3万円:友人や同僚への基本的な金額として最も多いです。「3」は「産」を連想させ縁起が良いとされます。
 - 5万円:「5」は「GO」で前に進むことを意味し、新たな門出にぴったりです。
 - 7万円:「7」はラッキーセブンで縁起が良いとされます。
 - 8万円:「8」は偶数ですが、末広がりで縁起が良いとされているため、ご祝儀の金額としては例外的に使われることがあります。
 - 10万円:こちらも偶数ですが、「キリが良い」「万」の単位として区切りが良い」といった理由から、ペアで贈る場合や高額のお祝いとして選ばれることがあります。
 
3.ご祝儀の金額の考え方
ご祝儀の金額は、一般的に「お祝いの気持ち」と「披露宴での飲食代+引き出物代」を合わせて計算されていると言われます。おおむね、飲食代と引き出物代で2万円程度を想定し、それにプラスしてお祝いの気持ちを上乗せすると良いでしょう。
関係性別ご祝儀相場ガイド:あなたはいくら包む?
新郎新婦との関係性によって、ご祝儀の相場は大きく異なります。一般的な目安を参考に、あなたの状況に合わせて調整しましょう。
1.友人・知人の場合
- 相場:3万円
- 最も一般的な金額です。ほとんどの友人が3万円を包んでいます。
 - 特に親しい友人や、これまでの付き合いを考慮して、5万円を包む方もいます。
 
 
2.会社関係(上司・同僚・部下)の場合
- 上司の場合
- 相場:3万円~5万円
- 部下として贈る場合、3万円が基本ですが、特にお世話になった上司には5万円を包むこともあります。
 - 主賓として招かれた場合や役職が高い場合は、5万円~10万円と高額になることもあります。
 
 
 - 相場:3万円~5万円
 - 同僚の場合
- 相場:3万円
- 友人と同じく3万円が一般的です。
 - 部署や有志一同でまとめて渡す場合は、一人あたりの金額を調整し、代表者がまとめて包むこともあります。
 
 
 - 相場:3万円
 - 部下の場合
- 相場:3万円~5万円
- 上司として贈る場合、3万円が基本ですが、日頃の感謝や期待を込めて5万円を包むこともあります。
 - 今後の関係性や社内の慣例も考慮して決めると良いでしょう。
 
 
 - 相場:3万円~5万円
 
3.親族の場合(兄弟姉妹・いとこ・甥姪・おじおば)
親族へのご祝儀は、一般的な相場よりも高くなる傾向があります。家族内での取り決めがある場合も多いので、事前に親や他の親族に相談することをおすすめします。
- 兄弟姉妹の場合
- 相場:5万円~10万円
- 最も金額が高くなる傾向にあります。自分の年齢や経済状況、また、これまでのお祝い事でのやり取りを考慮して決めましょう。
 
 
 - 相場:5万円~10万円
 - おじ・おばの場合
- 相場:5万円~10万円
- 甥・姪へのご祝儀としては高額になる傾向があります。
 
 
 - 相場:5万円~10万円
 - いとこの場合
- 相場:3万円~5万円
- いとことの関係性の深さや、自分の年齢によって幅があります。年長の場合は多めに包むこともあります。
 
 
 - 相場:3万円~5万円
 - 甥・姪の場合
- 相場:3万円~5万円
- 可愛がっている甥・姪には、多めに包む方も少なくありません。
 
 
 - 相場:3万円~5万円
 
こんな場合はどうする?ケース別ご祝儀マナー
イレギュラーな状況では、ご祝儀の金額や渡し方も変わってきます。それぞれのケースでのポイントを押さえておきましょう。
1.夫婦で出席する場合
夫婦で招待された場合、ご祝儀は連名で包むのが一般的です。金額は一人分の相場(3万円)の2人分で6万円となりますが、「6」は偶数なので、奇数になるように調整するのがマナーです。
- 相場:5万円、または7万円
- 「5万円+お祝いの品1万円」とするなど、金額の内訳で調整することも可能です。
 - 10万円はキリが良いとされ、偶数でも問題ないとされています。
 
 
2.子どもと一緒に出席する場合
お子様連れで出席する場合も、人数分の飲食代などを考慮してご祝儀を上乗せすることが一般的です。
- 0~2歳:基本的にはご祝儀の追加は不要とされます。
 - 3~6歳(幼児食):5千円~1万円程度を目安に上乗せしましょう。
 - 小学生(子ども用ミニコース):1万円~1万5千円程度を目安に上乗せしましょう。
 - 中学生以上(大人と同じ食事):大人と同額、またはそれに近い金額(1万5千円~2万円程度)を上乗せするのが目安です。
 
3.挙式のみ・二次会のみの場合
披露宴に出席しない場合や、会費制の結婚式の場合は、ご祝儀の金額が変わります。
- 挙式のみ出席の場合
- 相場:1万円程度
- 披露宴での飲食代や引き出物代がかからないため、お祝いの気持ちとして1万円程度を包むのが一般的です。
 - 親族の場合は、もう少し高額になることもあります。
 
 
 - 相場:1万円程度
 - 二次会のみ参加の場合
- 二次会は基本的に「会費制」が多いため、会費を支払えば別途ご祝儀は不要です。
 - 特別なプレゼントを贈りたい場合は、別で用意しましょう。
 
 - 会費制結婚式の場合
- 会費制の場合は、招待状に記載されている会費を支払うのがルールです。ご祝儀は基本的に不要です。
 
 
4.結婚式を欠席する場合
やむを得ず結婚式を欠席する場合でも、基本的にお祝いの気持ちとしてご祝儀を贈るのがマナーです。
- 相場:出席する場合の半額~3分の1程度(1万円が目安)
- 招待状の返信で欠席を伝えた場合でも、打診の段階で断った場合でも、同様の目安で考えましょう。
 - 親しい友人であれば、別途お祝いの品を贈るのも良いでしょう。
 - ご祝儀を贈るタイミングは、結婚式の1ヶ月前までに郵送するか、直接渡すのがスマートです。
 
 
5.ご祝儀を辞退された場合
新郎新婦から「ご祝儀はご遠慮させていただきます」と伝えられるケースもあります。これはゲストへの配慮からですが、それでも「何かお祝いしたい」という気持ちは当然ですよね。
- 無理にご祝儀を渡す必要はありませんが、お祝いの気持ちとして「ささやかなお祝いの品」を贈るのがおすすめです。相手に気を遣わせない程度の、数千円~1万円程度の品物が良いでしょう。
 
6.お車代について
遠方からのゲストや、主賓・乾杯の挨拶を頼まれた方などには、新郎新婦から交通費や宿泊費として「お車代」が渡されることがあります。
- これは新郎新婦からの心遣いなので、遠慮なく受け取りましょう。もし、ご祝儀と相殺したいと考える場合は、事前にご祝儀の額を調整しておくのがスマートです。
 
ご祝儀をスマートに渡すには?渡し方の基本とマナー
ご祝儀の金額が決まったら、次は渡し方です。渡し方にも心遣いとマナーが詰まっています。
1.新札の準備
ご祝儀には、新しいお札(新札)を用意するのがマナーです。
- 「二人の新しい門出を祝う」という意味や、「この日を心待ちにして準備していました」という気持ちを伝える意味が込められています。
 - 銀行の窓口や両替機で手に入れることができます。結婚式直前は混み合うことがあるので、早めに準備しておきましょう。
 - もし新札が用意できない場合は、できるだけシワのない綺麗なお札(ピン札)を選びましょう。
 
2.ご祝儀袋の選び方・書き方
- 選び方:ご祝儀の金額に見合ったご祝儀袋を選びましょう。一般的に、金額が高くなるほど水引や飾りが豪華なものを選びます。水引は「結び切り」や「あわじ結び」など、一度結んだらほどけないものを選びます。色は紅白か金銀が基本です。
 - 書き方:
- 表書き:上段には「御結婚御祝」や「御祝」と書きます。下段には自分の氏名をフルネームで書きます。
 - 中袋:中袋の表には金額を旧字体(例:金参萬円)で、裏には自分の住所と氏名を書きます。
 - 連名の場合:夫婦で包む場合は連名で書きます。右側に夫の名前、左側に妻の名前を書くのが一般的です。会社などで複数名で連名にする場合は、代表者の氏名と「外一同」と書き、別紙に全員の氏名と住所を記載して中袋に入れます。
 
 
3.袱紗(ふくさ)の使い方と渡し方
ご祝儀袋は、汚れたり折れたりしないよう、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。
- 袱紗の色:お祝い事には赤や朱色、金色などの暖色系や、紫色の袱紗が適しています。
 - 渡し方:
- 受付で「本日はおめでとうございます」と一礼し、名前を名乗りましょう。
 - 袱紗からご祝儀袋を取り出し、袱紗をたたんでその上にご祝儀袋を置きます。
 - 相手が文字を読める向きに調整し、両手を添えて「心ばかりのお祝いです。どうぞお納めください」などのお祝いの言葉を添えて渡します。
 
 
+αの心遣い:ご祝儀とプレゼント
ご祝儀は現金で贈るのが一般的ですが、特に親しい関係であれば、ご祝儀に加えて別途プレゼントを贈るのも素敵な心遣いです。
- タイミング:プレゼントは結婚式の1週間前までに配送するか、直接渡すのがおすすめです。ご祝儀は結婚式当日に持参しましょう。
 - 金額の目安:ご祝儀とは別にプレゼントを贈る場合は、相手に内祝いなどで気を遣わせないよう、数千円~1万円程度の品物を選ぶのが良いでしょう。
 - 何を贈る?:新郎新婦の趣味や新生活で役立つもの(タオルセット、おしゃれな食器、カタログギフトなど)が喜ばれます。
 
まとめ:あなたの気持ちが一番のお祝い!
結婚式のご祝儀は、金額の相場やマナーが多くて迷ってしまいがちですが、一番大切なのは「おめでとう」という心からの気持ちです。
相場はあくまで目安として参考にし、新郎新婦との関係性やあなたの状況、そして何よりも「お祝いしたい」という気持ちを大切に、最適な金額と方法を選んでくださいね。この記事が、あなたの素敵な「お祝い」の準備に役立てば幸いです。