結婚式での【親族服装マナー】親、兄弟姉妹、親戚は何を着る?


素敵な結婚式、親族としてどんな服装で行けばいいんだろう?そんな風に悩んでいませんか? 結婚式は、新郎新婦にとって大切な晴れの日。そして、親族の皆さんは、ゲストをお迎えする「おもてなし側」の立場になります。だからこそ、TPOに合わせたふさわしい服装で、お祝いの気持ちを表したいですよね。

今回は、結婚式での親族の服装マナーについて、両親から兄弟姉妹、いとこまで、立場別に分かりやすく解説します。これで、安心して当日を迎えられますよ!


親族の服装、一番大切なのは「格(格式)」を合わせること

結婚式での親族の服装で、まず頭に入れておきたいのが、両家の服装の「格」を揃えるということです。新郎新婦のご両親が洋装なら洋装で、和装なら和装で合わせるのが理想的。もしご両親のどちらかが和装、もう一方が洋装でも、それぞれが「正礼装」であれば問題ありません。事前に両家で話し合い、どのような雰囲気にするか相談しておくと安心です。

そして、新郎新婦に一番近い存在である両親が最も格式の高い服装(正礼装)を着用し、そこから関係性が遠くなるにつれて、少しずつ格を下げていくのが基本マナーです。


立場別!親族の服装マナー

【両親】正礼装が基本

新郎新婦の親御さんは、最も格式の高い「正礼装」が基本です。

  • 父親の服装

    • 洋装(昼の結婚式): モーニングコート
      • 黒のジャケットにグレーのベスト、縞模様のコールパンツを合わせるのが一般的です。シャツは白無地のウィングカラーシャツ、ネクタイは白黒のストライプやシルバーグレーを選びます。
    • 洋装(夜の結婚式): タキシードまたは燕尾服
      • 最近では昼夜問わずモーニングコートを選ぶ方も多いですが、夜の結婚式ではタキシードも選択肢に入ります。
    • 和装: 黒五つ紋付羽織袴
      • 最も格式高い和装で、時間帯による違いはありません。
  • 母親の服装

    • 和装: 黒留袖
      • 既婚女性の第一礼装です。背中、両胸、両後袖に合計5つの家紋が入った「五つ紋」のものが最も格式が高いとされています。帯や小物もフォーマルなものを合わせましょう。
    • 洋装(昼の結婚式): アフタヌーンドレス
      • 肌の露出が少なく、上品なロング丈のドレスを選びます。光沢の少ない素材や、落ち着いた色味(ネイビー、グレー、グリーンなど)がふさわしいです。
    • 洋装(夜の結婚式): イブニングドレス
      • アフタヌーンドレスよりも露出が多く、光沢のある素材や華やかなデザインも許容されますが、あくまで上品さを心がけます。

【兄弟姉妹】準礼装・略礼装が基本

新郎新婦の兄弟姉妹は、両親よりは控えめに、でもゲストをもてなす立場として品格のある「準礼装」や「略礼装」を選びましょう。

  • 兄弟の服装

    • 洋装: ディレクターズスーツ、またはブラックスーツ(礼服)ダークスーツ
      • 黒やダークグレー、ネイビーなどの濃い色のスーツを選び、白無地のレギュラーカラーシャツに、シルバーやグレーのネクタイを合わせると良いでしょう。スリーピーススーツやポケットチーフでフォーマル感を出すのも素敵です。
    • 和装: 黒以外の羽織袴
      • 新郎と見間違えられる可能性があるので、和装を選ぶ人は少数派ですが、格としては問題ありません。
  • 姉妹の服装

    • 和装(未婚): 振袖
      • 未婚女性の第一礼装です。ただし、花嫁のドレスの色(白)や、親族の黒留袖と被る色は避けるのが無難です。華やかすぎず、上品な色柄を選びましょう。
    • 和装(既婚): 色留袖、または訪問着
      • 黒留袖よりも控えめながら、格式のある装いです。五つ紋の色留袖であれば、黒留袖と同格とされています。
    • 洋装: フォーマルワンピースアンサンブルツーピース
      • 上品な素材とデザインの膝丈〜ロング丈のドレスを選びます。露出は控えめにし、肩が出る場合はボレロやストールを羽織りましょう。色はネイビー、ベージュ、モスグリーンなど落ち着いた色がおすすめです。

【おじ・おば・いとこなど】準礼装・略礼装が基本

新郎新婦との関係性によって、準礼装か略礼装を選びます。両親や兄弟姉妹よりもさらに控えめな装いを心がけましょう。

  • 男性(おじ・いとこなど)の服装

    • ブラックスーツ(礼服)ダークスーツが一般的です。ネクタイの色は、白やシルバー系が定番です。ビジネススーツは、できれば避けましょう。
  • 女性(おば・いとこなど)の服装

    • 和装: 振袖(未婚)色留袖訪問着
      • 落ち着いた色柄のものがおすすめです。
    • 洋装: フォーマルドレスワンピースセットアップ
      • 上品な素材とデザインのドレスを選びます。露出は控えめにし、過度な装飾や派手な色は避けます。柔らかなピンクやブルーなど、華やかで上品な色味もおすすめです。
  • 高校生以下のお子さん:

    • 学生服が正装となります。制服がない場合は、それに準ずるフォーマルな服装(紺やグレーのブレザーにシャツ、きちんとしたパンツやスカートなど)を選びましょう。

知っておきたい!親族の服装マナー【共通の注意点】

  • 「白」の服装は避ける: 新婦のウェディングドレスと色が被るため、親族であっても白いドレスや洋服は避けましょう。薄いベージュやアイボリーも、写真写りによっては白に見えることがあるので注意が必要です。
  • 過度な露出は避ける: 肩や背中が大きく開いたデザイン、ミニ丈のスカートなどは、フォーマルな場にはふさわしくありません。肩が出る場合は、ボレロやショールで覆いましょう。
  • 光りすぎる素材や派手な装飾は控える: スパンコールやビジューが全体にあしらわれたもの、派手な柄のドレスは、主役の新郎新婦より目立ってしまう可能性があります。あくまで上品さを心がけて。
  • 黒一色のコーディネートに注意: 黒のドレスやスーツはフォーマルですが、お祝いの席なので、喪服を連想させない工夫が必要です。明るい色のコサージュやアクセサリー、ストールなどをプラスして華やかさを添えましょう。
  • 小物にも気を配る:
    • 靴: 女性はつま先が隠れるパンプスが基本です。オープントゥやミュール、ブーツは避けましょう。男性は黒の革靴(ストレートチップやプレーントゥなど)を選びます。
    • ストッキング: 女性は肌色のストッキングを着用します。黒や柄物のストッキング、タイツは避けましょう。
    • バッグ: 小さめのパーティーバッグが基本です。カジュアルな素材(綿、麻、ビニールなど)や大きすぎるバッグ、ブランドロゴが目立つものは避けましょう。
  • ファーやアニマル柄は避ける: 「殺生」をイメージさせるため、お祝いの席にはふさわしくないとされています。

まとめ:大切なのは、お祝いの気持ちと心遣い

結婚式での親族の服装マナーは、一見複雑に感じるかもしれません。しかし、一番大切なのは、新郎新婦を祝福する気持ちと、ゲストをもてなす心遣いです。

もし迷った時は、まずはご両親や新郎新婦に相談してみるのが一番の解決策です。事前に情報を共有し、両家でバランスの取れた装いをすることで、素晴らしいお祝いの場を演出できますよ。

今回のガイドが、あなたの結婚式での服装選びの助けになれば幸いです。

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