【意外と知らない】つるつる可愛い！ヘアレスドッグの種類と魅力、飼い方ガイド
「犬を飼いたいけど、抜け毛が気になる…」「アレルギーがあるから、毛の少ない犬がいいな」そんな風に思っていませんか？実は、世の中には**毛がほとんど生えていない、ユニークで魅力的な「ヘアレスドッグ」**という犬種たちがいるんです！
今回は、そんなヘアレスドッグたちの種類や特徴、そして一緒に暮らす上での注意点まで、たっぷりとご紹介します。きっと、あなたのお気に入りの子が見つかるはずですよ！
そもそも「ヘアレスドッグ」ってどんな犬？
「毛がない犬」と聞くと、ちょっとビックリするかもしれませんね。でも、ヘアレスドッグは決して珍しい存在ではありません。古くから存在し、その独特の姿から世界中で愛されてきた歴史があります。
彼らの多くは、生まれつき特定の遺伝子によって毛が生えにくい体質を持っています。中には、ごくわずかに柔らかい毛が生えている子もいますが、私たちが一般的にイメージする「毛深い犬」とは全く違うビジュアルをしています。
どんな種類がいるの？代表的なヘアレスドッグをご紹介！
さっそく、個性豊かなヘアレスドッグたちを見ていきましょう。それぞれの犬種が持つユニークな特徴に注目してみてくださいね。
1. チャイニーズ・クレステッド・ドッグ（Chinese Crested Dog）
この犬種は、頭頂部の飾り毛（クレスト）、足先のソックス、しっぽの飾り毛が特徴的で、それ以外の部分はほぼ無毛という、まるでアートのような見た目をしています。非常にエレガントで、まるで貴婦人のような雰囲気をまとっていますね。
性格は明るく陽気で、飼い主さんにはとても愛情深く、遊び好きな一面もあります。しかし、繊細な気質も持ち合わせているため、優しく接してあげることが大切です。
2. メキシカン・ヘアレス・ドッグ（Xoloitzcuintli / ショロイツクインツレ）
ショロイツクインツレは、紀元前からメキシコに存在していたとされる非常に歴史の長い犬種です。まるで彫刻のような引き締まった体つきと、少し変わった名前が特徴的ですよね。
性格は、家族に対しては愛情深く、穏やかですが、見知らぬ人に対しては警戒心が強い傾向があります。そのため、番犬としての役割も果たしてくれる頼もしい一面も。賢く、しつけもしやすいと言われています。
3. ペルービアン・ヘアレス・ドッグ（Peruvian Hairless Dog）
ペルービアン・ヘアレス・ドッグも、南米ペルーが原産の古い歴史を持つ犬種です。小型、中型、大型と3つのサイズに分かれていて、多様なニーズに応えてくれます。
性格は知的で、家族には深い愛情を示しますが、見知らぬ人には用心深い傾向があります。活発で運動能力も高いので、適度な運動は欠かせません。
4. アメリカン・ヘアレス・テリア（American Hairless Terrier）
比較的新しい犬種ですが、その名の通りアメリカで誕生したヘアレスドッグです。テリア特有の活発で遊び好きな性格と、アレルギーを起こしにくいという特徴から注目を集めています。
陽気で好奇心旺盛、賢くてしつけもしやすいと言われています。小さな体ながらも、エネルギッシュで遊びが大好きなので、一緒にアクティブに過ごしたい方にはぴったりのパートナーになるでしょう。
ヘアレスドッグと暮らすメリット・デメリット
「毛がない」という特徴は、暮らしの中でどんな影響があるのでしょうか？メリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
メリット：アレルギー対策や清潔さ！
犬アレルギーの方にも優しい: 抜け毛がほとんどないため、犬アレルギーをお持ちの方でも比較的飼いやすいと言われています。もちろん、アレルギーの原因は毛だけではないので、事前に獣医さんと相談するのが安心です。
抜け毛のストレス軽減: 部屋の中に毛が散らばる心配がほとんどありません。掃除の手間が減り、衣類に毛が付くことも少なくなるので、清潔さを保ちやすいのが大きな魅力です。
体臭が少ない傾向: 被毛が少ないため、毛の中に汚れが溜まりにくく、一般的に体臭が少ないと言われています。
個性的な見た目: ユニークで洗練された見た目は、周りの目を惹きつけ、会話のきっかけにもなります。
デメリット：皮膚のケアと温度管理が重要！
皮膚のデリケートさ: 毛がない分、皮膚が直接外気に触れるため、乾燥や日焼け、怪我には注意が必要です。保湿ケアや日焼け止めが欠かせません。
寒さに弱い: 体温を保つための被毛がないため、寒がりな子が多いです。冬場は洋服を着せたり、暖房を適切に使ったりするなど、室温管理が重要になります。
暑さにも弱い: 日差しが強い夏場は、皮膚が日焼けしやすいため注意が必要です。夏用の薄手の服を着せたり、散歩の時間帯を工夫したりする対策が求められます。
病気への注意: 先天的に歯の欠損が見られる犬種もいます。また、皮膚トラブル（乾燥肌、ニキビなど）にも注意が必要です。定期的な健康チェックが欠かせません。
ヘアレスドッグの飼い方と注意点：快適な共同生活のために
ヘアレスドッグと快適に暮らすためには、いくつかのポイントがあります。
1. スキンケアは毎日の習慣に！
毛がない分、彼らの肌は人間の肌と同じくらいデリケートです。
保湿: 乾燥を防ぐために、保湿クリームやローションを毎日塗ってあげましょう。犬用のオーガニック製品や低刺激性のものを選ぶと安心です。
日焼け対策: 散歩に出かける際は、犬用の日焼け止めを塗ったり、UVカット効果のある薄手の洋服を着せたりして、強い日差しから肌を守りましょう。
清潔: 定期的なシャンプーで肌を清潔に保つことも大切です。ただし、洗いすぎは乾燥の原因になるので、頻度には注意が必要です。
2. 適切な温度管理を徹底！
ヘアレスドッグは体温調節が苦手なため、季節に応じた工夫が必要です。
冬場: 暖かい犬用ベッドを用意したり、暖房を活用したりして、室温を快適に保ちましょう。お散歩の際は、セーターやコートなどの洋服を着せて、防寒対策を万全に。
夏場: エアコンなどで室温を適切に管理し、熱中症にならないよう注意しましょう。直射日光の当たる場所は避け、散歩は涼しい時間帯を選びましょう。クールベストや冷却マットなども活用できます。
3. 適度な運動と社会化トレーニング
どの犬種もそうですが、ヘアレスドッグも適度な運動は必要です。しかし、骨が細い犬種もいるため、激しい運動は避けるなど、その子の体力や骨格に合わせた運動量を心がけましょう。
また、繊細な性格の子もいるので、子犬の頃から様々な人や犬、環境に慣れさせる「社会化トレーニング」はとても重要です。これにより、新しい環境や状況にも落ち着いて対応できるようになります。
4. 定期的な健康チェック
ヘアレスドッグは特定の遺伝子を持つため、歯の欠損や皮膚疾患などのリスクがある場合があります。定期的に動物病院で健康チェックを受け、早期発見・早期治療に努めましょう。
まとめ：ヘアレスドッグは個性豊かな魅力の宝庫！
毛のない犬、ヘアレスドッグは、そのユニークな見た目だけでなく、愛情深く賢い性格も持ち合わせています。抜け毛の悩みが少ないため、アレルギーをお持ちの方や、お部屋を清潔に保ちたい方にもおすすめです。
もちろん、デリケートな皮膚や温度管理など、飼い主さんが気をつけてあげるべき点はいくつかあります。しかし、適切なケアと愛情を注ぐことで、かけがえのない家族として、きっとあなたの暮らしを豊かなものにしてくれるでしょう。
もし「ヘアレスドッグっていいな」と少しでも興味を持たれたら、ぜひ一度、実際に彼らと触れ合ってみてください。きっと、その魅力に引き込まれるはずですよ！