愛犬が足を舐めるのはなぜ?知っておきたい原因と対策

 

ワンちゃんが足をペロペロ舐めている姿、よく見かけますよね。可愛い仕草ですが、あまりにも頻繁だったり、同じ場所ばかり舐めていたりすると、「何かあったのかな?」と心配になりますよね。実は、足舐めにはさまざまな理由が隠されているんです。今回は、愛犬が足を舐める原因から、病院に連れて行くべきサイン、そしてお家でできるケアまで、分かりやすく解説していきます。

どうして足を舐めるの?主な原因をチェック!

ワンちゃんが足を舐めるのには、大きく分けて「身体的な理由」と「心的な理由」があります。

身体的な原因:トラブルのサインかも?

足の舐めすぎは、皮膚の炎症や感染症、アレルギーなど、何らかの身体的なトラブルが原因となっていることがあります。

  • アレルギー反応: 花粉やハウスダスト、食べ物などが原因でアレルギー反応を起こし、かゆみから足を舐めることがあります。肉球や指の間が赤くなっていたり、ブツブツができていたりしたら要注意です。

  • 皮膚炎・感染症: 湿気や傷などから細菌や真菌が繁殖し、皮膚炎や感染症を引き起こすことがあります。舐めることでさらに悪化してしまう悪循環に陥ることも。

  • 怪我・異物: 肉球に小さな傷があったり、トゲやガラスの破片などが刺さっていたりすることも。散歩の後など、足の裏をよくチェックしてあげましょう。

  • 関節の痛み: 関節炎や股関節形成不全など、関節に痛みがある場合、その部分を舐めて痛みを和らげようとすることがあります。特に高齢のワンちゃんは注意が必要です。

  • 乾燥: 冬場など空気が乾燥する時期は、肉球がひび割れたり乾燥したりして、不快感から舐めることがあります。

心的な原因:ストレスや退屈も影響?

身体的な問題がなくても、心的な要因で足を舐めることも少なくありません。

  • ストレス・不安: 引っ越しや家族構成の変化、新しいペットが来たなど、環境の変化によるストレスを感じている場合、心を落ち着かせるために足を舐めることがあります。分離不安のワンちゃんにも多く見られます。

  • 退屈・運動不足: 刺激が少ない、お留守番の時間が長いなど、退屈な時間が多いと、気を紛らわせるために足を舐めることがあります。これは、人間が貧乏ゆすりをするようなものです。

  • 習慣・自己鎮静: 特に理由がなくても、癖として足を舐めることがあります。子犬の頃からの習慣になっている場合もあります。舐めることで落ち着きを得ている場合もあるでしょう。

  • 注目を浴びたい: 飼い主さんが足を舐めている時に構ってくれた経験があると、注目を浴びるために舐めるようになることもあります。

病院に連れて行くべきサインは?

以下のような症状が見られたら、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

  • 足を舐めすぎて赤くただれている

  • 脱毛している部分がある

  • 肉球や指の間が腫れている、膿が出ている

  • 異臭がする

  • 足を引きずったり、痛がったりする

  • 食欲がない、元気がなくなるなど、全身症状が見られる

  • 夜中に足舐めがひどくなり、眠れない様子が見られる

  • 何日も足舐めが止まらない

  • 特定の場所を執拗に舐め続ける

これらの症状は、病気や怪我のサインである可能性が高いです。早期発見・早期治療が、ワンちゃんの健康を守るために非常に重要です。

お家でできること:まずは状況を観察!

病院に行く前に、お家でできることもいくつかあります。まずはワンちゃんの様子をよく観察してみましょう。

  1. いつから舐め始めたか: 特定のイベント(引っ越し、新しいご飯など)の後から始まったか?

  2. どの足を舐めているか: 片足だけか、両足か、特定の指だけか?

  3. 舐める頻度や時間: 一日にどのくらい舐めているか?夜間にひどくなるか?

  4. 舐めている時の様子: 他に変わった様子はないか?痛そうにしているか?

  5. 足の状態: 赤み、腫れ、ただれ、傷、異物はないか?

これらの情報をメモしておくと、獣医さんに診てもらう際に役立ちます。

お家でできるケアと予防策

  • 清潔を保つ: 散歩後は、汚れをしっかり拭き取ってあげましょう。肉球の間まで優しく拭いて、しっかり乾燥させることが大切です。

  • 保湿ケア: 肉球の乾燥が気になる場合は、ワンちゃん用の肉球クリームなどで保湿してあげましょう。

  • アレルギー対策: アレルギーが疑われる場合は、アレルゲンを特定し、除去することが重要です。獣医さんと相談して、フードや環境の見直しを検討しましょう。

  • ストレス軽減: ワンちゃんがストレスを感じている場合は、安心できる環境を整えてあげましょう。一緒に遊ぶ時間を増やしたり、適度な運動を取り入れたりするのも効果的です。

  • 退屈させない工夫: 知育おもちゃを与えたり、新しい芸を教えたりして、ワンちゃんの好奇心を満たしてあげましょう。

  • 舐め防止グッズ: どうしても舐めてしまう場合は、エリザベスカラーや靴下などで保護することも一時的な対策として有効です。ただし、根本的な解決にはならないため、原因を探ることが大切です。

  • 定期的な健康チェック: 定期的に動物病院で健康診断を受けることで、早期に異常を発見しやすくなります。

慌てずに、愛犬に寄り添うことが大切

ワンちゃんが足を舐める行為は、様々なメッセージを含んでいます。心配な気持ちはわかりますが、まずは冷静に観察し、必要な場合はプロの力を借りることが大切です。愛犬の行動を理解し、適切なケアをしてあげることで、ワンちゃんはもっと快適に、そして幸せに過ごせるようになるでしょう。

このブログの人気の投稿

ヤタローアウトレットで「治一郎バームクーヘン」をゲット!賢い見分け方と購入の裏ワザを徹底解説

「VAIO、おすすめしない」ってホント?それでも光るVAIOの魅力と、賢い選び方!

TCBでの二重整形、本当にやめた方がいいの?失敗談から成功の秘訣まで徹底解説!