モモンガの飼い方完全ガイド!値段からムササビとの違いまで徹底解説
小さな体に大きな瞳、そしてフワフワの飛膜で滑空する姿がたまらなく可愛いモモンガ。「いつか飼ってみたい!」と憧れている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、モモンガを家族として迎え入れるために知っておきたい、飼い方から値段、さらにはモモンガとよく似ているけれど実は違うムササビとの見分け方まで、詳しく解説していきます。
1. モモンガってどんな動物?その魅力に迫る!
モモンガは、リスの仲間で、木から木へと滑空する姿が特徴的な動物です。ペットとして飼われるのは、主にフクロモモンガとアメリカモモンガの2種類。どちらも夜行性で、昼間は寝ていることが多いですが、慣れると飼い主さんによく懐き、愛らしい姿を見せてくれます。
モモンガのここが可愛い!
大きな瞳: つぶらな瞳で見上げられると、もうメロメロ!
フワフワの飛膜: 滑空する姿はまるで空飛ぶ絨毯!
小さな手足: 器用に餌を掴んで食べる姿は見ていて飽きません。
慣れるとベタ慣れ: 飼い主さんの匂いを覚え、ポケットに入ってきたり、肩に乗ってきたりすることも。
2. モモンガを飼う前に知っておきたいこと
モモンガは可愛いだけでなく、飼育にはそれなりの準備と知識が必要です。安易な気持ちで飼い始めると、モモンガにとっても飼い主さんにとっても不幸な結果になりかねません。
寿命と夜行性
モモンガの寿命は、種類や飼育環境にもよりますが、5年から10年程度と言われています。長い期間を共に過ごすことになるため、最後まで責任を持って飼育できるか、よく考える必要があります。
また、モモンガは夜行性です。日中はほとんど寝ていて、夕方から夜にかけて活発に動き始めます。生活リズムが合わないと、お世話が大変に感じることもあるかもしれません。
飼育スペースの確保
モモンガは滑空する動物なので、ある程度の高さがある広いケージが必要です。一般的な鳥かごやハムスターケージでは狭すぎます。専用のケージや、網目の細かいフェレット用ケージなどが適しています。
ケージの中には、眠るためのポーチや巣箱、止まり木、回し車(ストレス解消のため)、水飲み器、餌入れなどを設置しましょう。
温度・湿度管理
モモンガは寒さに弱い動物です。特に冬場は、室温を20〜25℃程度に保つ必要があります。エアコンやペットヒーターなどを活用して、適切な温度管理を徹底しましょう。湿度も高すぎず低すぎず、適切な状態を保つことが大切です。
3. モモンガの値段はいくら?どこで買えるの?
モモンガの値段は、種類や性別、月齢、購入するショップによって大きく異なります。
種類別の価格相場
フクロモモンガ: 一般的に2万円〜5万円程度が相場です。色や血統によっては、さらに高価になることもあります。
アメリカモモンガ: フクロモモンガよりも流通量が少なく、価格は5万円〜10万円以上と高価になる傾向があります。
購入場所
モモンガは、主に以下の場所で購入することができます。
ペットショップ: 多くの生体が展示されており、実際に見て選ぶことができます。飼育用品もまとめて揃えられるのがメリットです。
ブリーダー: 専門のブリーダーから直接購入することも可能です。親モモンガの情報や飼育環境が分かりやすく、健康な子モモンガを迎えやすいというメリットがあります。
里親募集: インターネットなどで里親を探しているケースもあります。ただし、飼育経験者向けの場合が多いので、初めて飼う場合は慎重に検討しましょう。
4. モモンガのご飯は何をあげる?
モモンガは雑食性の動物です。専用フードを中心に、様々なものをバランス良く与えることが大切です。
主食と副食
主食: モモンガ専用のペレットフードを与えましょう。必要な栄養素がバランス良く配合されています。
副食: フルーツ(りんご、バナナ、ぶどうなど)、野菜(小松菜、チンゲン菜など)、動物性タンパク質(ゆで卵、ヨーグルト、ミルワームなど)を少量ずつ与えます。与えすぎは肥満の原因になるので注意しましょう。
水分補給
常に新鮮な水が飲めるように、給水器を設置しましょう。
5. モモンガとムササビ、どう違うの?
モモンガとムササビはどちらも滑空する動物ですが、いくつかの違いがあります。
大きさ
モモンガ: 体長は10〜20cm程度と小型です。手のひらに乗るくらいのサイズ感です。
ムササビ: 体長は25〜50cm程度とモモンガよりもかなり大型です。猫くらいの大きさがあります。
生息地
モモンガ: 日本では、ニホンモモンガが本州から九州にかけて生息しています。ペットとして飼われるフクロモモンガはオーストラリアなど、アメリカモモンガは北米原産です。
ムササビ: 日本の北海道から九州にかけて生息しています。
その他
耳の形: ムササビの方が耳が大きい傾向があります。
活動時間: どちらも夜行性ですが、ムササビの方がより夜間の活動が活発です。
これらの違いから、ペットとして飼育できるのはモモンガの方であり、ムササビは野生動物として保護の対象となっています。
6. モモンガとの触れ合い方と注意点
モモンガは警戒心が強い動物ですが、根気強く接することで慣れてくれます。
慣れさせるには
優しく話しかける: 毎日優しく話しかけ、存在をアピールしましょう。
匂いを覚えてもらう: 飼い主さんの匂いがついたタオルなどをケージに入れてあげると、安心感を与えられます。
手から餌をあげる: 慣れてきたら、手からおやつを与えてみましょう。
焦らない: モモンガのペースに合わせて、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。
注意点
噛み癖: 慣れていないうちは噛むこともあります。手袋をするなどして、注意して接しましょう。
脱走防止: 小さな隙間からでも脱走してしまうことがあります。ケージの扉はしっかりと閉め、部屋で遊ばせる際は窓やドアを閉めるなど、細心の注意を払いましょう。
ストレス: 大きな音や急な動きはストレスの原因になります。静かで落ち着いた環境で飼育しましょう。
まとめ:モモンガとの暮らしを楽しもう!
モモンガは、適切に飼育すれば家族の一員としてかけがえのない存在になってくれます。可愛い見た目だけでなく、その生態や習性を理解し、快適な環境を整えてあげることが大切です。
この記事が、モモンガとの素晴らしい出会いのきっかけとなれば幸いです。