【公認心理師になるには?】仕事内容や資格取得方法をわかりやすく解説!
「人の心に関わる仕事がしたい」「誰かの悩みに寄り添いたい」
そんな風に考えたことがある方にとって、公認心理師は魅力的な選択肢の一つではないでしょうか。公認心理師は、日本で唯一の心理職の国家資格。この記事では、「公認心理師ってどんな仕事をするの?」「どうすればなれるの?」といった疑問を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
公認心理師とは?その役割と仕事内容
公認心理師は、心理学の知識と技術を用いて、心の問題を抱える人やその家族を支援する専門家です。その役割は、単に相談に乗るだけではありません。
心理アセスメント: 相談者の抱える問題を心理学的な視点から分析し、どのような支援が必要かを見極めます。
心理面接・カウンセリング: 相談者との対話を通じて、悩みや苦しみを整理し、解決に向けてサポートします。
心理教育: 心理学的な知識をわかりやすく伝え、心の問題を予防したり、対処法を学んだりするお手伝いをします。
コンサルテーション: 学校や病院など、さまざまな機関で働く専門家と連携し、より良い支援体制を築くための助言を行います。
このように、公認心理師は幅広い分野で活躍しています。
活躍の場は?
公認心理師の活躍の場は多岐にわたります。
医療分野: 病院やクリニックで、心の病気やストレスを抱える患者さんの支援を行います。
教育分野: スクールカウンセラーとして、いじめや不登校など、子どもたちの心の問題に対応します。
福祉分野: 児童相談所や障がい者支援施設で、利用者やその家族の心のケアをします。
司法・犯罪分野: 刑務所や保護観察所などで、犯罪を犯した人の立ち直りをサポートします。
産業分野: 企業のメンタルヘルス対策として、社員のカウンセリングや研修を行います。
人の心があるところには、公認心理師のニーズがあると言っても過言ではありませんね。
公認心理師になるためのルートを徹底解説!
「公認心理師になりたい!」と思ったら、どうすれば良いのでしょうか。公認心理師になるには、いくつかのステップを踏む必要があります。少し複雑に感じるかもしれませんが、一つずつ見ていきましょう。
公認心理師の受験資格を得るには、主に以下の2つのルートがあります。
ルート①:大学と大学院を卒業するルート
これが最も一般的なルートです。
公認心理師カリキュラムのある大学を卒業
心理学系の学部などで、公認心理師になるために必要な科目を履修します。
公認心理師カリキュラムのある大学院を卒業
大学院でも、公認心理師に必要な専門的な知識やスキルを学びます。実習もこの期間に行われます。
ルート②:実務経験を積むルート
大学を卒業した後、実務経験を積むことで受験資格を得るルートです。
公認心理師カリキュラムのある大学を卒業
ルート①と同様に、必要な科目を大学で履修します。
特定の施設で2年以上の実務経験を積む
病院や児童相談所など、定められた施設で、心理職として2年以上の実務経験を積む必要があります。
どちらのルートを選んだ場合でも、最終的には公認心理師試験に合格することが必須となります。
公認心理師と臨床心理士、何が違うの?
心理の仕事に興味がある方なら、「臨床心理士」という資格も耳にしたことがあるかもしれませんね。公認心理師と臨床心理士は、どちらも人の心に関わる専門家ですが、いくつか違いがあります。
比較項目 | 公認心理師 | 臨床心理士 |
資格の種類 | 国家資格 | 民間資格(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会が認定) |
活躍分野 | 医療、福祉、教育、司法、産業など幅広い分野 | 医療、教育、福祉など |
資格取得ルート | 大学+大学院、または大学+実務経験 | 指定大学院の修了が必須 |
大きな違いは、やはり国家資格か民間資格かという点です。公認心理師は法律に基づいた資格であり、より広範な分野での活躍が期待されています。
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公認心理師を目指す方へ
公認心理師は、人の心の悩みに寄り添い、その人らしい人生を歩むお手伝いができる、とてもやりがいのある仕事です。資格取得までの道のりは決して楽ではありませんが、その先にはきっと素晴らしい経験が待っています。
もしあなたが「誰かの役に立ちたい」という強い気持ちを持っているなら、ぜひ公認心理師を目指してみてはいかがでしょうか。この記事が、あなたの未来を考えるきっかけになれば嬉しいです。