楽器はギターやピアノだけじゃない!世界の「珍しい楽器」に出会う不思議な旅へ
音楽の世界は広大です。私たちが普段目にするピアノやギター、ドラムといった楽器は、ほんの一部にすぎません。
世界の片隅には、想像もつかないような変わった楽器や、不思議な音色を奏でる珍しい楽器が、たくさん存在しているんです。
今回は、そんな世界の珍しい楽器たちを、ユニークな音色や演奏方法とともにご紹介します。
さあ、見たこともない楽器に出会う、驚きの旅に出かけましょう!
まるで魔法!奇妙な見た目と仕組みの珍楽器
1. テルミン:触れずに音を奏でる幻の楽器
SF映画やアニメで耳にする、あの「ヒュ~~~」という不思議な音。それは、テルミンという世界初の電子楽器から生まれています。
驚くべきはその演奏方法。テルミンには鍵盤も弦もなく、2本のアンテナの間に手をかざすだけで音程や音量をコントロールするんです。
まさに魔法のような仕組みで、演奏者の手の動きがそのまま音楽になる、とても面白い楽器です。
2. グラスハーモニカ:水の魔法が織りなす音色
ガラスのボウルに水を入れ、指を濡らしてこすることで音を出すグラスハーモニカ。
その音色は、天から降り注ぐような、とても神秘的で美しい響きです。
この楽器は、18世紀にベンジャミン・フランクリンが考案したもので、あの有名な作曲家モーツァルトもこの楽器のために曲を作ったと言われています。
驚きの音色!ユニークな素材と歴史を持つ民族楽器
世界には、その土地の文化や風土から生まれた個性豊かな民族楽器が数多く存在します。
1. ディジュリドゥ:太古の響きを伝える管楽器
オーストラリアの先住民アボリジニに伝わるディジュリドゥは、数万年の歴史を持つ、世界最古の管楽器の一つと言われています。
シロアリに食べられたユーカリの木から作られ、唇の振動と循環呼吸という独特な演奏方法で、「ブゥ~~ン」という深い低音を響かせます。
その音は、まるで大地の鼓動のようです。
2. オクトバス:規格外の巨大な低音弦楽器
チェロやコントラバスよりもさらに巨大な、高さ3メートルを超える巨大な弦楽器がオクトバスです。
弦も太く、直接手で弾くのではなく、足元のペダルとレバーを使って演奏するという変わった特徴を持っています。
その音色は、人間には聞き取れないほどの超低音まで出すことができると言われ、まさに楽器界の巨人です。
珍しい楽器の楽しみ方:見るだけじゃもったいない!
「こんな楽器、どこで体験できるんだろう?」と思った方もいるのではないでしょうか。
実は、日本にも世界の珍しい楽器に触れることのできる場所があります。
楽器博物館:
東京にある「民音音楽博物館」のように、世界の民族楽器を展示している場所では、実際に音色を聴いたり、一部の楽器に触れたりできることもあります。
ワークショップ:
最近では、カリンバやカホンといった、比較的簡単に始められる民族楽器のワークショップも増えています。自分で音を出す体験は、想像以上に楽しいものですよ。
まとめ:楽器との新しい出会いで、世界がもっと面白くなる
今回ご紹介した珍しい楽器たちは、音楽の多様性、そして人類の豊かな創造力を物語っています。
私たちの知らない楽器や音色は、まだまだ世界中に眠っています。
次に楽器屋さんや博物館を訪れたときは、ぜひ少し視点を変えて、珍しい楽器たちに目を向けてみてください。
きっと、新しい発見や、新しい趣味のきっかけが見つかるはずです。