鶏のから揚げをジューシーに仕上げる黄金の揚げ方
家庭で作る鶏のから揚げは、外はカリッと、中はジューシーに仕上げたいものです。でも、揚げすぎてパサパサになったり、逆に油っぽくなったりと失敗しやすい料理でもあります。ここでは、誰でも簡単にジューシーなから揚げが作れるポイントを詳しく解説します。
1. 鶏肉の下ごしらえがカギ
ジューシーなから揚げの基本は、鶏肉の状態から決まります。
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鶏もも肉がおすすめ:脂肪が適度にあり、ジューシーに仕上がります。胸肉でもジューシーにしたい場合は、下味に油を少量加えると◎。
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一口大にカット:火の通りを均一にするため、サイズをそろえましょう。
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余分な水分を取る:ペーパータオルで表面の水気を拭き取ると、油はね防止&カリッと仕上がります。
2. 味付けとマリネで旨味を染み込ませる
鶏肉にしっかり味をつけることで、揚げた後もジューシーさが際立ちます。
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基本の下味:醤油・酒・みりん・にんにく・しょうがを混ぜたマリネ液に30分〜1時間ほど漬け込みます。
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片栗粉+小麦粉のミックス:衣に片栗粉を多めにするとカリッとし、中は水分を閉じ込めてジューシーに。
ポイントは、漬け込みすぎると水分が出やすくなるので、適度な時間で。
3. 揚げ方のコツ
揚げる温度とタイミングで、から揚げの出来が大きく変わります。
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低温→中温の二度揚げ
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まず160〜165℃で中まで火を通す(約4〜5分)。
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一旦取り出して油を切る。
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180℃に上げて再度2〜3分揚げ、表面をカリッと仕上げる。
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油の量と温度:油は鶏肉が半分くらい浸かる量が理想。温度が高すぎると外だけ焦げて中が生、低すぎるとべちゃっとします。
4. 揚げた後のひと工夫
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揚げたらすぐに皿に置かず、網やキッチンペーパーの上で油を切る。
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熱いうちに少量の塩をふると、味がなじんで美味しさアップ。
5. アレンジでさらに美味しく
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香味野菜と一緒に揚げる:しょうがやにんにくの薄切りを一緒に揚げると香りが増します。
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レモンやタルタルで味変:揚げたてにレモンを絞るとさっぱり。タルタルソースをつければおもてなしにも◎。
ジューシーな鶏のから揚げは、ちょっとした手順の工夫で誰でも作れます。衣の厚さ、油の温度、揚げ時間を意識して、家族や友人に喜ばれるから揚げを楽しんでください。